それは今とは違う時代、こことは違う場所でのできごと。

エデナーランド・・・
その国はこう呼ばれていました。

鳥は歌い、花は咲き乱れ、人々はお互いに信頼しあう。
そんな国を治める王様の名前はエデナー王14世です。
王様はお妃と王子、そして多くの国民達に囲まれ、
毎日を仲良く愉快に暮らしていました。

そしてここは王様の住むお城。エデナー城です。
その一室で少年とお爺さんがなにやらお話をしているようですよ。

「・・・・とまあそんなわけですじゃ。
おわかりいただけましたかな、王子?」
「うーーーん。」
少年が口に鉛筆をくわえて腕組みしています。
「ハア・・
その様子ではまたわしの話を聞いておらんかったようじゃの?」
お爺さんはため息をつくと、手に持ったぶ厚い本を教卓の上に置きました。
そして、少年の座っている机にゆっくりと歩み寄ります。
「王子も今年で11歳。
そろそろ次の王様としての自覚を持ってもらわねば。」
「だって〜、タキリ先生の授業、ちっともおもしろくないんだもん!」
ムカムカッ!
お爺さんのうす茶色の顔がみるみる真っ赤になってきましたよ。
それを見た少年。あわてて付け加えます。
「で、でもね。
タキリ先生がお話してくれるロロ王子とエッガー大王の物語はとってもおもしろいよ。
なんていうのかな〜、スリルとサスペンスとウィットに富んでいて。」
ウィット・・・。この少年、なかなか難しい言葉を知っていますね。
「ほほう?」
それを聞いたお爺さんのほっぺが今度はピンク色になりました。
なんともいそがしい顔色です。

「先生!今日もお話してよ!
もう授業も終わりの時間でしょ?」
「ムム・・・
もうそんな時間じゃったか。
まだ2,3時間くらいは話していたい気もするが。」
部屋の窓から見える景色はうっすらあかね色。
暮れなずむ春の日です。
「ねー、先生ってばー!」
少年がお爺さんの長いヒゲを引っ張ってねだります。
「わ、わかった。わかったからヒゲから手を離して!」
根負けしたお爺さんは少年の手をふりほどいて再び教卓のほうに歩いていきました。

「そうさの。
王子にとっては歴史の勉強にもなるからの。」
お爺さんがひとり言のようにボソボソとささやきました。
「僕、またロロ王子とエッガー大王のお話が聞きたいな!」
「確かにあの二人の間には数々の不思議な縁があった。
じゃが、たいていの話はもう王子に話し終えてしまったぞい?」
「えー?
ほかにはないのー?」
「むむむ・・・。」
考えこむお爺さん。

と、お爺さんはなにかを思い出したようにポンと手を打ちました。
そして窓の外、はるか遠くに見える高い山を指差しました。
「あの山がなんという山か知ってますかな?」
「エデナ山。
別名『よみがえりの山』でしょ?
僕、大神エデナ様の話が聞きたいんじゃないんだよ。」
「そう、はるか昔にあの山のてっぺんにエデナ様は降り立たれた。
今でもエデナ様をまつる神殿があるのはエデナー人なら誰もが知っておる。」
「それじゃ、なんでそんなこと聞くの?」
「まあまあ・・・話はこれからじゃ。
エデナ様をまつる神殿の中には英雄王エデナー6世を復活させたという泉がある。
その泉には不思議な力がこめられていて、
わき出る水を飲ませれば死んでしまった人をも生き返らせることができるという話じゃ。
それゆえにエデナ山は『黄泉帰りの山』とも呼ばれておるのじゃよ。」
お爺さんがヒゲをなでながらゆっくり、そしておごそかに話し始めました。

「11年前、ロロ王子は聖なる12個の宝石の力を借りて
見事エッガー大王をうちほろぼした。
じゃが・・・
こともあろうにそのエッガー大王を復活させようとたくらむ悪人がおったのじゃ!」
エッガーランド 魔王再誕
ここでは御陵前マップ2「魔王再誕(まおうさいたん)」の物語背景をご紹介します。
ロロとララが再び旅立つことになったその理由は?
プレイする前に以下の小説で確認してみてください。

※この物語の内容、登場人物はHAL研の作品を基に
管理人が独自に構成したフィクションです。
エッガーランドシリーズのパラレルワールドとしてお楽しみください。
プロローグ

ダウンロードページへ戻る
ダウンロードページへ
DLページへ戻る
「おそろしいたくらみ」へ
第1幕へ進む

目次
プロローグ

第一幕 「おそろしいたくらみ」

第二幕 「新たなる旅立ち」