地獄(面) 【じごく(めん)】 初&迷 |
(エッガー大王の間へと続く地下回廊。) |
物語の最終盤に現れる地下ステージ群を指す。上下左右に各2つ、合計8つの出入り口があり、ラウンドクリア後にどの出入り口を選択するかで行き先が変わる。迷宮の復活では誤った出入り口を選ぶとトラップ面に強制送還され、さながらマイティボンジャックでコインを取り過ぎて拷問部屋に落とされた時と同じような気分になる。迷わないように経路を覚えつつエッガー大王の間を目指さなくてはならない。また、地獄面には通常時のロロにはクリアできない4つの面が含まれており、4人の神の助力を得て攻略しなければならない。 |
創造への旅立ち 【そうぞうへのたびだち】 |
(FCディスクシステム用ソフトの名前。総面数50。マップエディッタ付き。) |
正式名称「エッガーランド -創造への旅立ち-」。1988/8/20に発売されたFC版エッガーシリーズ第3弾。ディスクシステムの書き換え専用ソフトであり、これより約10日前に発売された「迷宮の復活(こちらはROM専用ソフト)」で採用されなかったとおぼしき面が50面分搭載されている。ただし、各面は全体マップとして連結されているわけではなく、1つの面をクリアーすれば次の面に自動的に進むというラウンドクリアの形を採っている。このソフトの最大のウリはマップエディッタが同梱されていることで、コンストラクションプレイにてさながらゲーム作家の気分を味わうことができる。また、制作した自作面はオリジナル面として既存の50面につなぐことができる。なお、BGMはメインテーマの他に、森、海、溶岩のテーマが用意されている。 |
全体マップ 【ぜんたいまっぷ】 初&迷&W |
(エッガーランドの全面の配置を一望できる地図。) |
エッガーランドでは1つ1つの面のことを「マップ」と呼ぶが、この全体マップではそれらのマップの全配置および今まで通ってきた通路を確認することができる。特に攻略していない部屋を探す場合に重要な意義を持ってくる。初代エッガーでは下4左1面にて奇跡を発動させることで、迷宮の復活では下3右2面の宝箱の中に隠されている地図を拾うことでBボタンを押して確認できるようになる。また、WIN版エッガーにおいても基本的には同様だが、こちらは地図を拾うまでもなく画面右端のパネル内に最初から地図ボタンが設置されている。なお、コンストラクションモードにおける自作面の縮図総覧画面を指して全体マップと呼ぶ場合もある。 |
聖なる12個の宝石 【せいなるじゅうにこのほうせき】 背景 |
(大神エデナの力が込められた宝石。) |
500年前のエッガー大王の最初の侵攻の際に、大神エデナはエデナー王6世に自らの力を込めた聖なる12個の宝石を授けた。エデナー王6世はこれを用いてエッガー大王を封印したが、遥かな歳月を経て封印の効力は弱まってしまった。そして、落雷をきっかけに大王は復活を果たし、同時に聖なる12個の宝石もエッガーランドの各地に散り散りになってしまう。「復活!エッガーランド」では大王の城に侵入するためにまずこれらの宝石を集めなければならない。 |
12個の宝石はそれぞれ性質が異なっており、その1つ1つに大王を倒すためのパワーが宿っている。主として精神面に作用するパワーが多いようである。一般にいう誕生石や宝石言葉とはあまり関係がないらしい。また、宝石の色は大別して赤、青、緑、白の4種があり、同色の宝石は互いに作用しあっている。各宝石の詳細は下図を参照のこと。 |
正答 【せいとう】 |
(制作者が意図した攻略手順。) |
「別解」の対極にある制作者の意図した解法を指す。美しい正答を用意することは自作面制作者に共通の願望である。 |
スペシャルパワー 【すぺしゃるぱわあ】 初&迷 |
(ヒント面で使える大神インフォニーの力。奇跡。) |
ハンマーなどの通常の3種類のパワーに対して、エッガーランドの物理法則を根底から覆してしまう奇跡の力をスペシャルパワーという。インフォニットパワーはエッガーショット、パワー、スペシャルパワーの3種に大別され、後者になるほど強力な神力を秘めている。 |
ジェントリーランド 【じぇんとりいらんど】 背景 |
(基本はロロの母国。GB版「ロロの大冒険」では舞台となる遊園地の名称。) |
この国の王子がエッガーランドシリーズの主人公ロロである。ロロの出自や王国の概要についての詳細は不明だが、王制を採っていること、エデナーランドと友好関係にあることは確かである。「gentle(紳士的な)」の語を冠すだけあってハイソで穏やかな雰囲気の漂う国であると思われる。女性であるララに対して殿方であるロロを表した命名なのではなかろうか。ちなみにロロ2の説明書にはロロの「故郷のエデナーランド」という記述が見受けられ、ジェントリーランドはエデナーランドの一地方ではないかとの憶測もある。 |
なお、ロロの大冒険で舞台となる遊園地の名前もジェントリーランドとなっているが、これは当遊園地がジェントリーランドにあるとする説とロロの大冒険の物語背景はFC版等の物語背景と別物とする説の2説が考えられる。 |
スネーキー 【すねえきい】 全 |
(敵キャラクター。固定。) |
通称『ヘビ』『にょろちゃん』など |
キョロキョロと辺りを見回している愛らしいヘビがスネーキーである。モンスター軍団の一員ながら人畜無害であり、玉子化要員として利用しやすいキャラである。スネーキーとメドーサが一緒に登場するステージはたいてい純粋パズル面であり、ロロ2愛好家に好まれる画面構成であることが多い。ちなみにFC版に登場するスネーキーの首の下には帯状の模様があるが、これは当初「蝶ネクタイ」という設定だったらしい。スネーキーという名前は「snake(蛇)」を基にしているが、その無用な長さから「ヘビ」と略されることが多い。「ワーム」、「ニッキー」と誤って呼ばれる例もあるようである。 |
スカル 【すかる】 全 |
(敵キャラクター。固定&自動。全) |
通称『あの世からの追跡者』など |
ドクロの姿をした敵キャラがスカルである。普段はおとなしく眠っているが、全てのハートを取るとあわてて目を覚まし自キャラを的確に追跡してくる。固定状態の時に触れれば無害だが、動き出した後につかまるとアウト。WIN版での彼の後ろ姿は色・形状共に岩にそっくりであり、マップを注意深く観察してから攻略を始めないと終盤でひどい目にあう。名前がskull(頭蓋骨)に由来するのは明らかであろう。ちなみにお目覚め後にくぼんだ瞳の奥に灯る赤い光は発光ダイオードであるとする説がある。 |
ショット相殺 【しょっとそうさい】 迷&創&1&2&W |
(エッガーショットでゴルの炎を消すテクニック。) |
初代エッガーを除いて、ゴルの吐く炎はエッガーショットを当てて相殺できるようになっている。パズル面においては炎を避けるためにいかにしてゴルとの間合いを計るかが問題となっており、問答無用で炎を消してしまうこの技が正答に組み込まれている例はほぼない。とはいえ、知っていると知らないとでは大きく差がつく技であることは確かで、非常時に備えて練習しておくと良いだろう。当然のことながら残りショット数の制約を受けることも考慮されたし。 |
ショット回収 【しょっとかいしゅう】 W |
(一度放ったエッガーショットを自キャラが回収する現象。) |
FC版ではありえない現象だが、一旦放ったエッガーショットに触れるとそのショットは回収される。CFを2個以上使うことで実践が可能。回収したエッガーショットはリロードされ再び発射できる。 |
死の灰 【しのはい】 背景 |
(ロロ2でエデナー人達を石に変えた灰。) |
ロロ2のオープニングムービーに現れているが、エッガー大王はエデナー人を石に変える時に妖しげな粉を振りまいている。これが石化の魔力を秘めた死の灰である。この魔力の根源である大王を倒すべく、ロロとララが立ち上がるところからロロ2の物語はスタートする。なお、ロロとララは町から離れた泉を散策していたことで死の灰の魔力から逃れたという設定になっている。 |
初代エッガー 【しょだいえっがあ】 |
(FCディスクシステム用ソフト「エッガーランド」を指す俗称。総面数122。) |
正式名称「EGGERLAND(エッガーランド)」。ディスクシステム用ソフトとして1987/1/29にHAL研究所より発売。エッガーランドシリーズの記念すべきFC版第1弾であり、シリーズの根本的な仕様はすでにこの段階で固まっている。ただし、他のシリーズに比べてアルマ、スカル、リーパーの動きが不自然で、同じ所をぐるぐる回るなどの奇行を繰り返すことがある。また、奇跡(インフォニットパワー)の現れるヒントステージが数多く存在し、EFをひっぱる磁石や時間を止めるタイマーなど珍しいアイテムも登場する。その他、メインマップ内にはチャレンジングステージ5ヶ所とミステリーステージ4ヶ所が隠されており、それぞれをクリアーすると5つの鍵と4人の神の助力が得られる。ラストのエッガー大王との頂上決戦がじゃんけん勝負であることは有名。ロロの往復パンチが加速していく様は圧巻である。 |
初代エッガーはプログラムの脆弱性からか様々のバグが散見される。目に見えない壁がEFの運行を邪魔したり、押されつつロッキーを吹っ飛ばすと自キャラがドラクエのルーラのような動作をしたり、奇跡発動面(リーパーの玉子で水を砂地に変える面など)で砂地をうろついていると自キャラが外周壁を無視して全体マップ1周の旅に出るなどである。 |
じゃんけん 【じゃんけん】 初 |
(初代エッガーでのエッガー大王との最終決戦。) |
地獄面を通り抜けるといよいよエッガー大王との最終バトルが始まる。知恵を絞らなければ攻略するのが難しい本編とは異なり、大王との決戦はいわばお遊びのようなものである。じゃんけんを7本勝負で行い4本先取した方が勝者となるいう内容だが、最終的に必ずロロが勝つことになっている。大王と出会った時点ですでにエンディングが始まっていると言って差し支えないだろう。ロロとエッガー大王が愉快な曲に合わせて左右にステップを踏む姿が何ともほほえましい。 |
画像 | 宝石の英名 (日本名) |
取得できる場所 |
秘められたパワー (日本語訳) |
![]() |
AMETHYST (アメジスト) |
洞窟 | Guts(根性) |
![]() |
AQUAMARINE (アクアマリン) |
渦の中 | Cool(冷静さ) |
![]() |
DIAMOND (ダイアモンド) |
北の塔 | Stubborn(不屈) |
![]() |
EMERALD (エメラルド) |
地上(大王の城の1マス 左の部屋) |
Strength(力) |
![]() |
GARNET (ガーネット) |
西の塔 | Brave(勇気) |
![]() |
OPAL (オパール) |
東の塔 | Spirit(精神) |
![]() |
PEARL (真珠) |
地上(海上左端) | Honest(正直) |
![]() |
PERIDOT (ペリドット) |
大樹の迷宮 | Patience(忍耐) |
![]() |
RUBY (ルビー) |
火山 | Love(愛) |
![]() |
SAPPHIRE (サファイア) |
地上(洞窟の4マス 左の部屋) |
Pride(誇り) |
![]() |
TOPAZ (トパーズ) |
ピラミッド | Justice(正義) |
![]() |
TURQUOIS (ターコイズ) |
南の塔 | Wisdom(賢さ) |
©1985-1994 HAL Laboratory,Inc. & ©2000 HAL CORPORATION. All
rights reserved. (These contents are permitted to use free. Thanks a lot to Onsentamago in private.) |
ショット(ハート)フレーマー 【しょっと(はあと)ふれえまあ】 全 |
(SFの正式名称。) |
SFの項を参照されたし。ちなみにショット(ハート)フレーマーという言葉は2ちゃんねらーによる造語である。 |
ジェントリーパレード 【じぇんとりいぱれえど】 冒 |
(遊園地「ジェントリーランド」で開催されるパレードの名前) |
ロロの大冒険の舞台となる遊園地「ジェントリーランド」の施設はゲームスタート時にはエッガー大王によって占領されている。このためジェントリーパレードも当初は開催不能となっているが、全面クリアすることによってエンディング内容として催される。GB版ゆえにモノクロ映像であり少々地味な観も否めないが、全面クリアの感動と共に目にすることで感激もひとしおとなろう。<温泉たまごさんによるコメント> |