旧ミヘン街道の終着点に待ち構えるは竜宮門と呼ばれる洞穴への入り口じゃ。
この奥には遠い昔にエデナーランドを荒らし回ったとされる竜神を祀(まつ)る神殿がある。
有史以前の出来事ゆえ、そんな竜神が本当におったかどうかは定かでないが、
この竜宮門の外観を眺めておると、何となく竜神の顔が浮かんでこんかのう?

余(よ)がまだ幼き頃には竜宮門は開け放たれており、神殿への行き来は自由であった。
神殿の参道となるこの洞穴は、旧エデナ港への最短経路であり、
アストラル大海への船出を目指す大勢の旅人たちを港へと導いておったのじゃ。
当時この地下通路は旅人達から「パールロード(真珠の道)」と呼び親しまれておったかの。

しかし、いつの頃からか双子岬の沖に強風が吹き荒れるようになり、
旧エデナ港から船を出す者は一人もいなくなってしまった。
せっかく船出しても、大抵の船は大波に阻まれて港へ引き返すか、
あるいは海の藻屑となって海中に沈むかのいずれかという有り様じゃったからのう。

しかも、旧エデナ港が閉鎖された直後からこの洞穴に魔物が徘徊し始めた。
そこで先代の王がこの竜宮門に特殊な魔法をかけて封印を施したのじゃが、
昨今は双子岬沖の強風も滅多に吹かなくなったことじゃし、
魔物にさえ気をつければ、旧エデナ港から船を出すことも可能なんじゃないかのう?

竜宮門の封印は大神エデナの加護を受けた王族にしか解くことができぬ。
いずれララを現地に派遣し、魔物の生息地の確認をさせようと思うておるのじゃが、
果たしてララに封印の解き方がわかるかのう?ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ!(エデナー王13世)
   
   

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竜宮門